アフターピルが与える生理周期への影響|ホルモンバランスの変化で体調は変わる?

2020年06月09日

アフターピルを服用するとその後の体調に影響を与えることがありますが、中でも変化が大きいのが生理周期です。月経周期の中のどのタイミングで内服したのかにより状況は大幅に変わりますが、基本的に数日から2週間の生理周期のずれを生じることになります。想定以上に生理周期がずれている場合には避妊できていない可能性があるので、アフターピルを使用してから数週間後に、病院で検査を受ける方もめずらしくありません。

アフターピルによる月経周期のずれを考えるうえでは、基本的な月経周期について知っておく必要があります。基本的には月経周期は28日前後になっている方が多いです。しかし、これはあくまで目安であり、実際にはここから1週間前後のずれはごく自然に起こっています。28日周期の場合であれば、排卵前が14日間、排卵後が14日間となります。つまり、排卵前と排卵後の日数は通常の場合同じといえるでしょう。ところが、アフターピルを服用すると状況が変わります。排卵後の日数が少し増える可能性もあります。とはいえ、排卵後から3週間ほどが経過しているにも関わらず月経が来なかった場合には妊娠している可能性があるので、医師に確認することが重要となります。アフターピルを使ったからと安心するのではなく、その後の生理周期を注視することが重要となります。

生理が始まってからいつアフターピル服用したかによって、ズレ方が変わることが多いので注意が必要です。生理になった間もない状況でアフターピルを使用した場合には、生理周期が10日もずれてしまうことがあります。そこまで周期がずれてしまった場合には避妊できているかの判断が難しくなります。その際には妊娠検査薬で確認するか、産婦人科での診断を受けるようにしましょう。

アフターピルが月経周期に影響を与えるのは確かですが、そこには個人の体質やタイミング、避妊の可否などが大きくかかわることに注意が必要です。月経周期が多少ズレたとしても妊娠しているとは限りませんが、緊急避妊薬を使用するのであれば月経の状況を細かく確認することが欠かせません。避妊を望む方にとって生理の時期が遅れることは大きな不安に繋がります。それがピルによるものなのか、妊娠によるものかは判断が難しい状況も起こり得ます。判断出来ないと考えたときにはそのまま不安を抱えるのではなく、レディースクリニックなどで状況を正直に相談することも重要となっています。